2日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円86銭から153円10銭まで下落し、引けた。



米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さを示したためドル買いが優勢となったのち、米1-3月期非農業部門労働生産性速報値が予想を下回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)が依然利下げ軌道上にあるとの見方に長期金利低下に伴うドル売りに転じた。



ユーロ・ドルは1.0674ドルへ下落後、1.0730ドルまで上昇し、引けた。



ユーロ・円は、165円70銭から164円23銭まで下落。日本当局の円安是正介入警戒感が根強く円の買戻しが優勢となった。



ポンド・ドルは1.2472ドルへ下落後、1.2538ドルまで上昇。



ドル・スイスは0.9138フランへ強含んだのち、0.9098フランまで下落した。



[経済指標]

・米・先週分新規失業保険申請件数:20.8万件(予想:21.1万件、前回:20.8万件←20.7万件)

・米・失業保険継続受給者数:177.4万人(予想:179万人、前回:177.4万人←178.1万人)

・米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+0.3%(予想:+0.5%、10-12月期:+3.5%←+3.3%)

・米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率+4.7%(予想:+4.0%、10−12月期:0%←+0.4%)

・米・3月貿易収支:−694億ドル(予想:-698億ドル、2月:−695億ドル←-689億ドル)

・米・3月耐久財受注改定値:前月比+2.6%(予想:+2.6%、速報値:+2.6%)

・米・3月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、速報値:+0.2%)

・米・3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比0%(速報値:+0.2%)

・米・3月製造業受注:前月比+1.6%(予想:+1.6%、2月:+1.2%←+1.4%)