福島県喜多方市の喜多方市瓜生岩子刀自顕彰会と熱塩加納町瓜生岩子刀自顕彰会が統合し、25日、新顕彰会の設立総会が開かれた。新たな体制で瓜生岩子刀自の遺徳を顕彰し後世に伝える。会長に中川孝志熱塩加納顕彰会長(73)を選出した。

 市顕彰会は1967(昭和42)年、町顕彰会は1978(昭和53)年にそれぞれ発足し活動してきた。両会の理念は同じことなどから、2006(平成18)年の市町村合併以降、統合を模索してきた。新たな顕彰会への参加を両会員に意思確認したところ、合わせて82人が参加することとなった。

 設立総会では、市顕彰会の東條孝雄会長代理と熱塩加納顕彰会の中川会長が設立趣意書に署名した。役員選任のほか、事業計画として研修会の開催などを決めた。

 総会を前に、遠藤忠一市長らが祝辞を述べた。終了後、設立記念講演会が開かれ、会津歴史観光ガイド協会の石田明夫理事長が「瓜生岩子の功績とエピソード」をテーマに講演した。

 会長以外の役員は次の通り。任期は2年。

 ▽副会長=丹波忠良、高橋信▽理事=飯塚卓、塚原正道、佐藤千景、玄永睦男、飯野一男、棚木ミツイ、鈴木美利子、遠藤昌幸▽監事=横沢久美子、星冨士雄

(会津版)