岸田首相は、OECD(経済協力開発機構)の会合が開かれるフランスなど3カ国を訪問するため、羽田空港を出発した。

同行するフジテレビ政治部・福田真子記者が報告する。

衆議院の補欠選挙で自民党が全敗するなど、国内で苦しい状況が続く岸田首相が、得意の外交で挽回できるか注目される。

岸田首相「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築し強化する」

OECDの閣僚理事会が開かれるフランス・パリでは、議長国として基調演説を行うほか、生成AIの活用と規制の両立に向け、ルールづくりを議論する国際的な枠組みの創設を表明する方向。

また、政府関係者によると、仏・マクロン大統領に漫画「ドラゴンボール」のグッズを贈る見通し。

その後、南米のブラジルとパラグアイを訪れる。

日本の首相として、約10年ぶりに行う中南米政策のスピーチは、「道のり」をキーワードとする予定で、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国との連携強化も図る、3泊6日の弾丸ツアーになる。