ゴールデンウィーク最終日の6日、群馬・伊勢崎市で発生した事故。
トラックが対向車線の乗用車2台に衝突し、2歳の男の子など3人が死亡した。

事故が起きたのは6日午後4時ごろ、現場は伊勢崎市内を走る片側2車線の見通しのよい国道。
トラックが中央分離帯をはみ出し、対向車線の乗用車2台に衝突。

目撃した人は、当時の状況を「反対車線にトラックが飛び出て、向こうから来たワゴン車と(衝突)。心肺蘇生してもらっている人、ひどかったよ」と話した。

この事故で、ワンボックスカーに乗っていた塚越寛人さん(26)と息子の湊斗ちゃん(2)、湊斗ちゃんの祖父・正宏さん(53)が死亡。
塚越さん家族は、埼玉県内のレジャー施設から帰る途中だった。

事故から一夜が明けた現場には、湊斗ちゃんのものとみられるおもちゃが散らばっていた。

塚越さん家族を知る人は「家の前を通りかかったときに、お子さんが遊んでいるのを見かけてたので、すごくショックを受けた」、「正宏くんはおとなしくて、まじめな人です」などと話した。

トラックを運転していた69歳の男性は重傷で、現在、入院している。

7日、運転手が勤める運送会社「両毛運輸」の担当者が取材に応じ、「ご遺族には大変申し訳なく思ってます」と話し、運転手については「持病はなく、朝の呼気検査に問題なく、10年間、無遅刻無欠勤。正社員として元気に仕事をしていた」と説明している。

警察は運転手の容態の回復を待って、事故当時のくわしい状況を聞く方針。