パレスチナ自治区・ガザ南部では、食料があと数日でなくなるほか、病院も早ければ11日に機能を停止するとしていて、人道状況のさらなる悪化が懸念されている。

ユニセフ職員「(ガザ地区)南部の食糧の在庫は数日で尽きると予想され、唯一営業中のパン店も燃料がなくなりそうだ」

イスラエル軍がラファ検問所を制圧したことで、7日以降、ガザ地区へ支援物資が搬入されていない。

国連の機関は、南部の食料があと数日でなくなるほか、医療施設の燃料も早ければ11日に足りなくなり、機能を停止する可能性があるとしている。

こうした中、ロイター通信によるとイスラエル軍は10日、攻勢を強めていて、ラファの幹線道路を制圧し、住民に避難を指示した東部地域を包囲した。

戦闘が激しくなり、支援物資の搬入再開も見通せず、人道状況のさらなる悪化が懸念されている。