アメリカのバイデン政権は、16日、大麻の規制緩和に向けた手続きを始めた。

アメリカで「大麻」は5つの分類のうち、ヘロインや合成麻薬・LSDなどと同じ乱用の可能性などが最も高い「1類」に指定されているが、司法省は、解熱鎮痛剤やステロイドと同じ「3類」への変更に向けた手続きを開始させた。

バイデン大統領「今日、私の政権は、大麻を1類の薬物から3類に再分類する大きな一歩を踏み出した。これは、長年の不公平を覆すための重要な一歩だ」

司法省は、規制の緩和で医療用での大麻の使用拡大を検討している一方、「嗜好品としての大麻を全面的に合法化するものではない」としている。

現地メディアによると、規制緩和に向けた手続きは数ヶ月かかる。

今後は、2カ月のパブリックコメントを実施した上で裁判官による審査を経た後、規則が公表される。