早稲田大学の入試問題が眼鏡型カメラを使って流出した事件で、書類送検された受験生が、他大学の入試でも同様の不正行為を行っていたことがわかった。

当時高校3年生の男子受験生は、2024年2月、早稲田大学創造理工学部の入学試験中に、「スマートグラス」で撮影した問題を、スマートフォンに送信して「X」に流出させ、大学の業務を妨害した疑いで書類送検された。

捜査関係者によると、受験生は早稲田大学のほかの学部の入試でも、同様の不正行為をしていたほか、これまでの調べに対し「他大学の入試でも問題を撮影してSNSで送信した」と話していることがわかった。

警視庁は、受験生が複数の入試で報酬を支払い、不正に解答していた可能性があるとみて捜査している。