加入1年目からレギュラーに定着している遠藤

 日本代表MF遠藤航は今季からイングランド1部リバプールに加入し、レギュラーとして不動の地位を築いているなか、現地メディアはユルゲン・クロップ監督退任による新体制発足により、遠藤がわずか1年で退団する可能性を指摘している。

 今季開幕前に中盤の大刷新を行ったリバプールは、MFファビーニョ退団により不在となったアンカーに、遠藤を指名。限られた出番で確かなインパクトを与え、クロップ監督の信頼を勝ち取ることに成功。シーズン中盤以降はレギュラーに定着し、代えの利かない存在となった。

 そんななか、クロップ監督の今季限りの退任を受け、リバプール専門メディア「Rousing The Kop」は「マージーサイドをわずか1年で去る可能性」と見出しを打ち、遠藤が退団する可能性について取り上げており、「素晴らしい仕事をしてきたが、最近になって彼の限界があまりに明らかになってしまった」と指摘している。

 直近の数試合においては、チームの不振に比例するように遠藤のパフォーマンスも低下している状況にはあるが、「それに伴い、リバプールが遠藤の後任としてワールドクラスの選手との契約を試みる可能性があると見られる。日本のキャプテンがわずか1年で退団する可能性が浮上しても、驚くべきことではない」と言及していた。

 記事では、遠藤が今季終了後にブンデスリーガへ電撃復帰する可能性もあるとしており、クロップ監督が去るリバプールが新体制でどのような変革を施すのか、注目が集まる。

FOOTBALL ZONE編集部