飛龍高の人工芝サッカーグラウンドがこのほど完成し、15日に式典が行われた。兄弟高・桐陽との記念試合も行われ、沼津市の塚本秀綱副市長やJ3沼津の中山雅史監督がキックインセレモニーを行った。

 工事は今年2月から3か月かけて行われた。それまではグラウンドは土で、菊川達也監督(46)は「真剣にプレーすると血だらけになるので100%でできなかったんです」と感謝した。

 工事中はバスで裾野や御殿場へ移動して練習しており、放課後すぐに動けるようになったことも大きい。「スライディングもやりやすい」とFW丹羽咲人主将(3年)が言えば、日々の練習で地面に倒れ込む回数が多いGKの吉川湊(2年)も「芝だと思い切ってできます」と歓迎した。

 チームは18日の県総体3回戦で浜松開誠館と対戦。練習の成果を見せる。

(里見 祐司)