トッテナムのエースとして活躍するソン・フンミン

 イングランド1部トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、現地時間5月5日に行われたプレミアリーグ第36節リバプール戦(2-4)で、プレミア300試合出場の達成とプレミア通算120ゴールを記録する快挙を達成した。そんななか、かつての恩師であるジョゼ・モウリーニョ氏はソン・フンミンについて「私はソンを韓国人として見ていない。世界最高の選手の1人として見ている」と称賛し、愛弟子に対して本音を明かしている。

 2015年にトッテナムに加入したソン・フンミンは、8シーズンにわたってリーグ屈指の点取り屋として活躍してきた。今季からはキャプテンも務めているなか、2019年から2年間トッテナムを指揮したモウリーニョ氏は、当時の愛弟子について「私はソンを韓国人として見ていない。世界最高の選手の1人として見ている」と惜しみない称賛を送りつつ、愛弟子に対する本音を英紙「メトロ」が伝えている。

「おそらくトッテナムのサポーターは私の発言に不満を抱くだろうが、無礼ではない。彼はタイトルを獲得するべき選手だし、世界最高のチームでプレーする資格がある。国内ではもしかしたらマンチェスター・シティやリバプール、チェルシーでプレーする機会もあるかもしれない。もしくは国外リーグのトップクラブも然りだ」

 来夏で契約満了を迎えるソン・フンミンは今年で32歳を迎えるものの、モウリーニョ氏は「彼はアタッカーとしての現代的な機動力を備えている。センターでもサイドでも、ワイドから中央に入り込んでくるプレーもできる」と太鼓判を押していた。トッテナムが今季も無冠に終わったことを受け、ソン・フンミンが今後どのようなキャリアを見据えているのか、その動向に注目が集まりそうだ。

FOOTBALL ZONE編集部