セリエA(イタリア1部リーグ)第32節のウディネーゼ対ローマ戦で体調の不調を訴え、緊急搬送されていたローマのコートジボワール代表DFエバン・エンディカが現地時間15日、サンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア病院を退院したことがわかった。ローマがクラブ公式サイトで伝えている。

 エンディカは、14日ウディネーゼ戦の1-1で迎えていた70分、胸の痛みを訴えてピッチに倒れ込み、試合が中止となった。すぐに、救急隊によって、ウディネ市内のサンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア病院に搬送。容態が心配されたが、意識があり、命に別状はなかった。15日には、精密検査が行われ、心臓には異常がなく、左肺に軽度の気胸が生じていることが確認されている。

 また、イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現地時間15日、70分過ぎで中断されていた試合が、4月25日に残りの20分から再開される可能性が高いと報じた。通常は、試合から24時間以内に再開されなければならないが、ローマが18日にホームでミランとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグを控えているため、24時間以内の試合再開は見合わせていた。19日には、試合再開の日時がリーグから正式発表される見通しだ。