元サッカー日本代表で、現在はドイツ1部のアイントラハト・フランクフルトに所属するMF長谷部誠が17日に会見に臨み、2023/24シーズン限りで現役引退することを発表した。40歳の同選手は今季ここまで、ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAカンファレンスリーグ(UCL)の3つのコンペティションで13試合に出場している。

 長谷部は高校卒業後に浦和レッズに加入しプロデビュー。2008年にドイツのヴォルフスブルクに移籍して欧州初挑戦を果たすと、2008/09シーズンにはブンデスリーガ制覇を経験した。その後ニュルンベルク在籍を経て、2014年にフランクフルトに移籍。そこから10年間に渡ってチームを支え続け、UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇などをクラブにもたらした。同クラブでの通算出場数は300試合を超えている。

 また、日本代表としては歴代7位となる114試合に出場した。2010年の岡田武史監督体制時から長きに渡ってキャプテンマークを巻き、ワールドカップは3大会出場。2度も母国をベスト16へと導いている。

 長谷部は昨年に日本で会見を開き、フランクフルトと契約延長することを発表していた。今回も同じ結果になる可能性は否めなかったが、6月末までとなる現行契約を延長することなく、スパイクを脱ぐことを決断した。

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