ブンデスリーガ第31節、バイエルン・ミュンヘン対フランクフルトの試合が現地時間27日に行われた。試合は、ホームのバイエルンが2-1で勝利している。この試合では、MFコンラート・ライマーとDFマタイス・デ・リフトが、負傷でピッチを後にしている。英メディア『90MIN』が、現地時間28日にバイエルンの現状を報じている。

 週明けにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)が控えているバイエルンは、ホームにフランクフルトを迎えた。チームを率いるトーマス・トゥヘル監督は、ハリー・ケインやトーマス・ミュラー、デ・リフトなどの主力を起用して試合に臨んだ。

 しかし、28分にはライマーが足首の負傷で交代。さらにチームの主力CBとして、今季のバイエルンの最終ラインを支えていたデ・リフトも、後半開始時に膝の負傷で交代となっていた。

 試合後に、トゥヘル監督はライマーとデ・リフトの怪我の状態について、「ライマーは足首をひねって関節包を損傷している。デ・リフトは膝の内側の靱帯を損傷した。火曜日までに2人とも体調が整っているかどうかを確認しなければならない」と、怪我の状態によってはCL準決勝1stレグのレアル・マドリード戦に起用できない可能性があることを示唆していた。

 また、この試合で怪我をした2人の他にも、ジャマル・ムシアラ、ダヨ・ウパメカノ、レロイ・サネ、セルジュ・ニャブリなども、怪我の影響でレアルとの大一番には起用できない可能性が高いと同メディアは指摘していた。

 一方で、チームのエースであるケインは好調を維持しており、フランクフルト戦でも今季リーグ戦35ゴール目となる勝ち越し弾を奪うことに成功している。同メディアは、「バイエルンは混乱が続いている」と述べた上で、「負傷離脱者が増えたことはレアルにとって追い風になるだろう。トゥヘルとバイエルンにとってありがたいのは、フランクフルト戦でゴールを決めているケインの存在だ」と。好調を維持するストライカーの存在の重要性を強調していた。