サッカーU-23日本代表は現地時間29日、AFC U-23アジアカップカタール2024・準決勝でU-23イラク代表と対戦した。日本はこの試合に2-0で勝利し、決勝進出を決めた。この結果により、今夏に開催されるパリ五輪本戦への出場が確定。試合後、チームの指揮官である大岩剛監督がフラッシュインタビューに応じた。

 前半に細谷真大と荒木遼太郎がゴールを決め、日本はハーフタイムを迎えるまでに2点リードで試合を進める。後半にも攻めの姿勢を崩さず、幾度も決定機を迎えた。試合が終わるまでに計16本のシュートを放ち、そのうち10本を枠内に収めている。相手GKのファインセーブやポストに嫌われる場面が目立ったが、日本のクオリティの高さが随所に見られた試合だった。

 大岩監督は試合前の段階で選手たちに「自信を持って自分たちのスタイルを貫こうと伝えた」と語り、今大会ベストと言って差し支えない質の高さを見せたチームをピッチに送り出した。

 また、無失点で試合を終えられたことに関しては「本当は後半も我々がボールを持つ時間を多く作りたかったんですが、イラクも強かったですし、苦労させられました」と安堵の表情を浮かべている。

 そしてパリ五輪出場を決めたことについて「ほっとしています」と率直な感想を述べながら、「まだ1試合残ってますので、しっかりと決勝を勝ち取りに行きたいと思います」と次戦を見据えた。3日(日本時間 4日 0:30 K.O)に行われるアジアカップ決勝戦にて、日本はU-23ウズベキスタン代表と対戦する。

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