アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、練習中の対戦で最も手強い相手として、日本代表DF冨安健洋とブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの名前を挙げた。英メディア『TBRフットボール』は、アーセナルの守備がプレミアリーグ優勝の鍵になるとの見解を示している。

 冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ移り、加入初年度から多くの試合で起用された。両サイドバックやセンターバックのポジションでプレーできる万能型であることから重宝されていたが、度重なる怪我により離脱する期間が増えている。特にふくらはぎの負傷は何度も再発しており、アーセナルは慎重に起用せざるを得なくなっていた。それでも優勝へ向けて大詰めを迎えているだけに、重要な選手として再びプレー時間をのばしている。

 左サイドバックのポジションは、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコやポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルなどと争っているが、その中でも1対1が最も強い選手として、冨安の名前が挙がる事が多い。それを裏付けるように、練習で対戦するのが一番難しいのは誰か?という質問に対し、ジェズスは「ガブリエウ、あるいは冨安かな。どちらも一瞬の安らぎも与えてはくれない!」と答えている。この発言を踏まえ、同メディアは「アーセナルの守備の素晴らしさが、今シーズンのプレミアリーグ優勝の鍵となるかもしれない」と報じた。

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