J1リーグの浦和レッズは7日、昨年8月2日に行われた天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会・ラウンド16(4回戦)の名古屋グランパス戦での浦和レッズサポーターによる「試合運営管理規程違反事案」についての続報を報告した。浦和の公式サイトで伝えられている。

 事の発端は天皇杯の名古屋戦(0-3)の試合後。浦和のサポーターが、名古屋の横断幕や設置物を破損するなどの行為を行なった。これを受け、日本サッカー協会(JFA)は浦和に翌シーズン(2024年)の天皇杯出場資格を剥奪するなどの処分を下した。

 今回発表されたのは、試合運営管理規程違反事案に関しての第13報。再発防止施策への今日までの進捗状況を伝えている。

 浦和は今年2月1日に第四回第三者委員会、同月26日に第五回第三者委員会と第五回第三者委員会開催に伴う報告書作成における作業部会を開き、議事録確認を完了したという。浦和の第三者委員会報告書の全文が公式サイトに公開されている。

 再発防止施策の取り組み進捗については公式サイトで6つ公開されており、1つ目は「違反行為に対する新たな処分基準の策定」。すべての運営関係者及びスタッフ、ファン・サポーターなどの安全を確保することを目的とした新たな処分基準の策定を行なったという。浦和は「弊クラブ独自の処分基準につきましては、策定直後より運用を開始しております」としている。

 その他、「処分および処分解除決定の運用プロセスの見直し」、「ファン・サポーターのみなさまや外部アドバイザーからなる第三者委員会の立ち上げ」、「違反行為者への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」、「スタジアムでの禁止事項等観戦ルールの周知徹底」、「ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの再構築」について伝えた。

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