この時期は就職や進学で周囲の環境がガラッと変わる人も多いですよね。時には「まさかこんなことになるなんて……」という落とし穴も隠れているので注意が必要です。今回は筆者の友人から聞いた新入社員時代に経験したエピソードを紹介します。

憧れの都会暮らしが決定!

これは私が新入社員のころ、1番初めに都会の洗礼を受けた時のエピソードです。

私は大学までずっと地元にいて実家暮らしだったのですが、就職した会社が都内だったため、上京して1人暮らしを始めることになりました。

入社式の2週間ほど前、私は会社に紹介してもらった不動産屋の案内で、いくつかの物件を内覧しました。

さっそく物件を探すことに

都会での暮らしに憧れがあった私が条件に入れていたのは、【駅から近いところ】!

不動産屋の車で回ったうちの1件がその条件にピッタリでした。
念のため不動産屋の担当者と一緒に駅まで歩いてみると、たしかに駅の入口まで10分ほどで到着。

部屋自体も悪くなかったため、私はその物件に決めることにしました。

駅近物件に感激

「駅から徒歩10分なんて地元じゃ考えられない! 家を出て10分で電車に乗れるなんて最高♡」と浮かれていた私。

地元では駅まで30分近くかかるのが当たり前だったので、純粋に「都会ってすごいなぁ」と感激していました。
ところが入社式の日、予想外の事態が起きたのです……。

いざ、初出勤!

いよいよ今日から社会人だ! と、私は遅刻しないように少し早めに家を出ました。

以前歩いてみたとおり、徒歩10分ほどで駅の入口に到着。
しかし、実際駅に入ってみてビックリ!
なんと、目的の路線のホームに辿り着くまでにものすごい距離を歩かされ、結局電車に乗れたのは家を出発して30分後だったのです!

地元では、駅の入口と改札、ホームはすべて目と鼻の先でした。そのため、都会の大きな駅では入口からホームまで距離があることを想像もできませんでした。

幸い、早めに家を出ていたことで遅刻はせずに済みましたが、「全然徒歩10分じゃない……!」と自分の認識の甘さを痛感した出来事になりました。

皆さんも、駅までの距離を知りたいときは必ず【家のドアから電車のドアまでの時間】を計るようにしてくださいね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの