ママ友の中にはいろんなタイプの人がいますが、他人を下げる発言ばかりをする人には要注意です。今回は、筆者のママ友から聞いた自分勝手なママのお話をご紹介します。

ちょっと面倒なママ友A子

幼稚園のママ友に、人の持ち物にしょっちゅうケチをつけてくるA子さんという人がいました。幼稚園の送り迎えの時にママ友のカバンや服をチェックしてはダメ出しをして、自分の意見を周りに押し付けるんです。

ブランド物じゃないとバカにしてくる

私はそもそもブランド物に興味もないので、使いやすさや自分の好みで選ぶんですが、A子からするといじりターゲットになるようで、なにかとケチをつけてきました。

仲良しママさんに立て替えてもらった支払いをしようと財布を取り出すと、A子はすぐに反応して、「その財布どこのブランド? え! ノーブランド!? ブランド物の財布使わない人っているんだー! 初めて見たー!」
某有名プチプラブランドのCMで流れている服を着て行ったら、
「やだ、もしかしてあのCMの服じゃない? 安物買いの銭失いって知ってる? 安物買ったってすぐダメになっちゃうのに、分からないのかなぁ」

A子は自分の物だけでなく娘の持ち物にもこだわっているらしく、娘も幼いながらブランド物を身に付けていることもありました。

A子の娘があるコトを告白

ある日、娘の友達が何人か遊びに来て、その中にA子の娘もいました。子どもたちは楽しそうにお人形遊びをしていたんですが、急にA子の娘がぐずりだしたんです。
「いいなぁ、かわいいおもちゃたくさんあって……。服もきれいだし、いい匂いがする」

どういうこと? とA子の娘の話を聞いてみると、自分で服を選んだことがない、着たい服は買ってもらったことがないと泣きながら言うのです。するとA子が「リサイクル店やフリマサイトにないものはダメって言ったでしょ!」「多少ボロボロでもブランド服の方が絶対価値あるから!」と言う始末。幼稚園になると、これが着たい!という自我も芽生えてくる時期でしょう。それなのに、ブランドへのこだわりを娘にも押し付け、娘の希望を完全無視するようなA子の発言に、一緒にいた他ママもドン引きでした。

その後、A子がママ友たちから「もう付き合いきれない」と距離を置かれたのは、言うまでもありません。

まとめ

お高いブランド物だけでなく、自分の服やサイズアウトの早い子ども服も、リサイクル店などを上手に活用してお得に手に入れるのは良いことだと思います。ブランド物が好きなのは自由ですが、だからといってブランドかそうでないかで人を見下したりするような真似はいけませんよね。A子は周りだけでなく、娘の思いにも向き合って欲しいと願うばかりです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira