子どもの教育に熱心なお母さんって素敵ですよね。
自分よりも何よりも子どものことを1番に考える姿はとても魅力的です。
でも、何でもやり過ぎには注意が必要なようで……。
筆者の知人から聞いたトラブルに巻き込まれた、厳しすぎるママ友のお話をどうぞ。

息子が小学校に入学した

私には、小学1年生の息子がいます。

息子は毎日学校であったことを楽しそうに話してくれ、保育園から一緒のお子さんも多いので安心していました。

ママ友も付き合いが長い人も多く、互いによく知った仲。

そのため、小学生になっても特に何もトラブルは起きないと思っていたのですが……。

小学校で知り合ったママ友が厳しすぎた!

小学校入学とともに、息子とは違う保育園から同じ学校に通うことになったお子さんも。

そのママの1人、A子があまりにも厳しすぎました……。

親睦を深めるために、と計画された親子遠足の日。

楽しそうな子どもの姿をほほえましく見ている保護者が多いなか、A子は娘さんにとにかく厳しくて。

「ママより先に歩いてはダメ」
「何で危ないことをするの!」
「あの子とは遊んではダメよ」

度を越えた過保護すぎる教育に、ほかのママたちと驚いていました。

娘さんがかわいそうで声をかけると……

お弁当のときにも厳しすぎる指導が炸裂。

「順番を守らないとダメでしょう!!」
と“三角食べ”を娘に徹底させていました。

楽しそうに笑ってる子どもたちのなか、1人だけあまりにも暗い顔をするA子の娘さん。

ずっと泣きそうな表情が気の毒になり、A子に声をかけたのですが……。

「息子さん、1つのモノだけガツガツ食べてておかしいわ」
「三角食べしてないからいつか病気になるわよ」

私の言葉は完全無視!
それどころか、息子を馬鹿にしてきたのです。

酷い態度に呆然としてしまいました。

ハチャメチャな親子遠足だった

その後もほかのお子さんのところに行っては、『食べ方がなってない!』と“三角食べ”を強要。

さすがに先生に止められていたものの、ママたちは子どもを馬鹿にされて憤慨していました。

いつの間にか空気も重くなり、帰りのバスも居心地が悪くて。

最終的に、ほとんどの保護者がA子と距離を置くようになりました。

結局、転勤族と言うこともあってか、それから1か月後にA子は引っ越していきました。

バランスよく食べて欲しいという親心も分かりますが、子どもは強要されると緊張してしまい、かえって喉に詰まってしまう危険性もあるでしょう。好きなものだけ、といった偏った食べ方は困ってしまいますが、まずは幼いうちは、1つ1つの料理に感謝できるような食べ方ができるよう見守ってあげるのも親の役目ではないでしょうか。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい