酒販店「リカーワールド華」運営の華(本社福井県福井市問屋町2丁目、坂本安夫社長)は、福井県産ブランド米「いちほまれ」を使ったクラフトビール「いちほまれエール」をこのほど発売した。すっきりとした味わいで、同社は家庭で日常的に楽しむ以外にも土産品としての需要も見込んでいる。

 クラフトビールなど醸造の越の磯(本社福井県福井市大宮5丁目、磯見邦博社長)と共同開発した。原材料の3割を米とすることで、すっきりとした味わいに仕立てた。ホップによる、かんきつ系の爽やかな香りも楽しめ、担当者は「米を使うことで口当たりを軽くでき、飲みやすくなった。これからの暑い季節にぴったり」と話している。

 アルコール度数は4・5%で330ミリリットル、参考価格638円。リカーワールド華各店のほか、「南えちぜん山海里」や「恐竜渓谷かつやま」など道の駅でも販売している。

 同社が6月7〜9日まで福井市のハピテラスで開催する、国内外のクラフトビールの飲み比べができる「クラフトビアふくい2024」では、加熱処理を施していない「いちほまれエール」も提供する。