福井県と福井地方気象台は、大雨で土砂災害の危険度が高まった時に市町単位で共同発表する「土砂災害警戒情報」について、危険度を評価する範囲を従来の5キロ四方から1キロ四方に細分化し5月23日から運用を始めた。各エリアの発表基準値も近年の土砂災害や降雨を反映して見直し、精度を高めた。県は「発表されたら今まで以上に注意し、早めの避難を心がけてほしい」と呼びかけている。

 土砂災害の危険度は、60分間積算雨量や土壌雨量指数(地中にたまっている雨水の量)から判断される。1キロ四方ごとに評価することで、より詳細な警戒情報を提供する。各エリアの危険度は気象庁のサイト「土砂キキクル」に5段階で色分けして表示される。