7回途中から登板の松井裕樹が1回2/3でメジャー初勝利

■パドレス 6ー3 ジャイアンツ(日本時間29日・サンディエゴ)

 パドレス・ダルビッシュ有投手は28日(日本時間29日)、本拠地開幕戦のジャイアンツ戦に先発し、2-1の6回無死一塁で降板した。この回は後続が抑えたが、7回に追いつかれて勝利投手の権利を失った。5回5安打1失点、7奪三振の内容だった。また、2-2とされた7回1死一、三塁から登板した松井裕樹投手は、勝ち越しの犠飛を許すも直後の攻撃で味方打線が逆転に成功。チームは6-3で勝利し、8回も無失点に抑えた松井はメジャー初勝利を挙げた。

 ダルビッシュは0-0の3回1死二塁から9番のニック・アーメド内野手に対し、高めに投じた94マイル(約151キロ)を右翼線二塁打とされ先制点を許したが、味方打線が5回に2得点し、逆転に成功。直後の6回に先頭打者を四球で出塁させた場面で交代を告げられたが、後続が無失点で切り抜けた。

 しかしパドレスは7回に3番手の投手が同点にされ、ダルビッシュの白星の権利は消滅。なおも1死一、三塁の状況で松井が登板。暴投で二、三塁とされると中犠飛で勝ち越し点を許したものの、直後の攻撃で味方打線が再逆転。8回は3者凡退に抑え1回2/3を無安打無失点。チームもそのまま逃げ切り、松井がメジャー初勝利を挙げた。

 ダルビッシュは20日、韓国・ソウルで行われたドジャースとの開幕戦に先発登板。メジャーで4度の開幕投手を務めたのは田中将大(現楽天)に並び日本投手最多だった。3回2/3を投げて2安打3奪三振3四球1失点(自責0)で降板し、勝ち負けはつかずだった。日米通算197勝目はお預けとなった。(Full-Count編集部)