大谷翔平が3試合ぶり無安打…好機でボール球に手を出し凡退で、得点圏は「.176」に

■ブルージェイズ 3ー1 ドジャース(日本時間29日・トロント)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。2点を追う8回無死二、三塁では高めのボール球に手が出て二飛に倒れた。米記者は「オオタニは今週、得点圏でボールを追っかけすぎた」と指摘。SNSでは「ヒーローになろうと力が入りすぎ」「辛抱強く待とう」といった反応が見られた。

 悔しさがにじむ打席になった。2点ビハインドの8回無死二、三塁。一打同点の場面で大谷はイミ・ガルシア投手と対峙した。初球はボール気味の内角高め直球をファウル。2球目も内角高めに浮いた157キロ真っすぐだったが、打ち上げて二飛に倒れた。後続も好機を生かせず、この回無得点。試合はそのままブルージェイズに逃げ切られ、ドジャースの連勝は6で止まった。

 3試合ぶりの無安打に終わった大谷に対し、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者はX(旧ツイッター)で言及。「オオタニは今週、得点圏でボールを追っかけすぎた。(8回の好機で凡退した場面は)ボール球の速球を振ったあと、ポップフライに倒れた。今シーズン得点圏では34打数6安打、打率.176だ」とした。

 ハリス記者の投稿にSNSの反応は様々だった。「シーズンで一番ガッカリした打席だった」「彼は塁にランナーがいるとき、500フィート(約152.4メートル)の打球を飛ばそうとしている。今日はヒットで十分だったのに」「必要なのは積極性ではなく、スマートなアプローチだ」「悪い打席だった」といった声の一方で、「落ち着け。彼は立ち直るだろう」「彼は辛抱強く待つ必要がある」「大丈夫だろう」との見方もあった。

 コメントには日本語で「焦りすぎだね。普段の打席とアプローチが全然違うもん」「エンゼルス時代のレンフローや」などの書き込みもあった。今季はここまで打率.336、7本塁打、18打点、OPS1.038と上々のスタートを見せている大谷。それでもなお、求められるものが大きいということの証しだろう。(Full-Count編集部)