2打席目以降のブーイングはマウンドの右腕にも向けられていた可能性? 米記者が指摘

■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント)

 ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回に3試合ぶりとなる7号ソロを放った。昨オフに大谷獲得報道もあっただけに、ブルージェイズのファンから大ブーイングを浴びる中でのアーチとなったが、米記者はブーイングの理由は別にあったと指摘。本塁打を打たれた相手先発クリス・バシット投手の不振ぶりに焦点を当てている。

 バシットは初回1死で大谷に内角へのスライダーを右翼席に運ばれて先制点を献上。3回にはマックス・マンシー内野手に5号3ランを浴びるなど、打者一巡の猛攻を受けて一挙6失点と炎上し、この回途中で降板。3回終了時点でドジャースに7点差をつけられ、試合の大勢が決してしまった。

 35歳の右腕は2022年12月にブルージェイズと3年6300万ドル(約99億7000万円)の契約を結んでおり、今季年俸は2100万ドル(約33億2000万円)となっている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番、ジャック・ハリス記者は自身のX(旧ツイッター)で「ブルージェイズファンが今夜ブーイングをしているのは、ショウヘイ・オオタニだけが理由ではない。クリス・バシットはマックス・マンシーから浴びた3ランを含め、3回に5点を許している」と投稿した。

 敵地の大きなブーイングを一振りで黙らせた大谷とは対照的に、地元ファンに醜態をさらしてしまったバシット。今季6試合の登板で2勝4敗、防御率5.64と額面通りの活躍ができていないベテラン右腕が再び本拠地での歓声を受ける日は来るだろうか。(Full-Count編集部)