【MLB】ドジャース3−1マーリンズ(5月8日・日本時間9日/ロサンゼルス)

 こんな笑顔で謝られたら誰だって許すことだろう。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。4打数無安打2三振で、今季初となる2試合連続ノーヒットに終わったが、直近では3試合連続本塁打などもあっただけに、表情は明るいまま。第3打席では、自分が打ったファウルから思わぬ雄叫びと笑顔をファンに見せることとなった。

【映像】大谷ファウル→叫ぶ→笑顔の一部始終

 第1打席は見逃し三振、第2打席は空振り三振と、マーリンズの先発左腕・ウェザーズに抑え込まれてしまった大谷だが、第3打席はより対応を高めて打席に入ると、フルカウントからの6球目、高めに浮いてきたストレートを逆らわず、レフト方向へ鋭い当たりを放った。

 ややタイミングが遅れたために打球はそのままファウルゾーンへ飛んでいったが、これが三塁コーチに向かって一直線。しっかり打球を目で追っていた大谷は、打席内で咄嗟に「ヘイ!」というような口の動きで、危険を知らせるべく大声で叫んだ。

 幸い打球直撃の惨事には至らなかったが、ファンや現地実況が注目したのはこの後。三塁コーチに向かってニッコリと笑顔を見せながら手を出して謝るような仕草。ベースコーチも元選手で、危険防止のためにヘルメットもかぶっているが、打球速度170キロ超えは当たり前という大谷の打球が当たっては悶絶必至。本人もそれがわかっているだけに、すぐに笑顔で謝る気配りが見られた一コマだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)