今季2度目の4連敗…監督「攻撃やピッチングでも崩壊し、がっかりした」

■ツインズ 11ー5 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)

 エンゼルスは28日(日本時間29日)、本拠地でのツインズ戦に5-11で敗れ、今季2度目の4連敗を喫した。2試合連続の2桁失点で、18日(同19日)の敵地・レイズ戦から10試合で1勝9敗。試合後には緊急ミーティングを行ったと、米記者が伝えている。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は、ロン・ワシントン監督の試合後のコメントを伝えた。指揮官は「守備で崩壊。攻撃やピッチングでも崩壊し、がっかりした。この3つは成功には不可欠な要素で、今週末はそれらをやることに失敗した」と振り返った。

 一時は首位に立っていたものの、その勢いは完全にしぼんでしまった。試合前まで3勝(1敗)、防御率2.12の数字を残していたリード・デトマーズ投手が先発も、5回に一挙4失点。打線は5点を追う5回にジョー・アデル外野手の適時打、ルイス・レンヒーフォ内野手の1号2ラン、ノーラン・シャヌエル内野手の2者連続となる2号ソロで1点差まで迫る反撃を見せたが、7回に4失点、8回にも2点を失うなど中継ぎ陣が打ちこまれた。

 試合後には、クラブハウスで長時間のミーティングを行い、選手たちに説いた。指揮官は「自分たちを信じることを伝えたい。チームメートを信じ、自分勝手になることをやめること。でも、野球ではこういうことが起きる。物事が自分の思い通りにいっていないからって、申し訳なく思う必要はない。なので、やり続けるしかない」と話した。

 大谷翔平投手が抜け、今季1番を担っていたアンソニー・レンドン内野手はまたも負傷離脱となった。レンドンが抜けて以降は成績も下降し、リーグトップ10本塁打を放っているマイク・トラウト外野手の勢いも落ちてきた。最下位転落が目の前に迫る中、踏ん張ることができるか。(Full-Count編集部)