MLB機構とナイキが発表

 MLB機構とナイキは3日(日本時間4日)、2025年シーズンにユニホームを変更すると発表した。今季から導入された新ユニホームは、パンツが透けるなど選手から不満の声が殺到。わずか1年で変更を余儀なくされた。

 MLB機構は、選手や球団、そして彼らの装備品(の扱いに関する)マネージャーとの話し合いの後に調整を行うことを発表。ロブ・マンフレッドコミッショナーも「(選手と球団からの)意見は我々にとって極めて重要なこと。ナイキとともに我々は選手の意見に耳を傾け、その結果彼らの懸念に対処する」とコメントした。

 新ユニホームを巡っては、新たに採用された素材で作られたパンツを着用すると、たくしこんだ上のユニホームが透けて見えてしまうことなどが開幕前から問題に。元巨人で現在はカージナルスに所属するマイルズ・マイコラス投手が「僕は好きじゃないね。このことをもっと報道してよ」とコメントするなど、ファンだけでなく選手からも不満の声があがっていた。

 来季からはユニホームの背中の文字のサイズを大きくし、全ての選手が個々にパンツをカスタイズすることが可能。汗が原因で起こり得る変色についても対処するという。コミッショナーは「見た目も良く、選手たちが最高のパフォーマンスをするための助けとなるようなユニホームを届けるという目標のもと、調整を行うために我々はナイキとともに取り組みを継続していく」と方針を示した。(Full-Count編集部)