◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 最終日(21日)◇ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州)◇6889yd(パー72)

世界ランキング1位のネリー・コルダが5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、1打差を逆転する通算13アンダーで出場5試合連続優勝を飾った。1978年のナンシー・ロペス、2005年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)以来3人目となる快挙を達成。世界ランキング1位の強さをメジャーの舞台でも見せつけ、ツアー通算13勝目、21年「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に続くメジャー2勝目を手にした。

コルダは順延となっていた第3ラウンドを後半12番から再開し、残りホールはパーを並べて「69」。最終ラウンドに入りアクセルを踏み込み、前半アウトで3つ伸ばして優勢を築いた。1月「ドライブオン選手権」から負けなしの出場5連勝。19年ぶりにレジェンド2人の記録に並んだ。

首位に4打差の7位で最終ラウンドに入った勝みなみは1バーディ、3ボギーの「74」で回り、日本勢最上位となる通算5アンダーの9位。前戦「Tモバイル マッチプレー」(5位)に続くトップ10で今季メジャー初戦を終えた。

勝と同組で5打差を追った畑岡奈紗も2バーディ、5ボギーの「75」と崩れ、通算3アンダーの13位。

山下美夢有は連日の「71」で週末にスコアを伸ばして通算2アンダー17位。通算イーブンパーの30位に同じく「71」で回った岩井明愛、「74」と落とした笹生優花。通算2オーバーの46位に「71」の稲見萌寧が続いた。

今季初の予選通過だった渋野日向子は2バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「75」で回り、古江彩佳と並ぶ通算3オーバー50位。西村優菜も「76」と落として通算8オーバーの67位だった。

通算11アンダーの2位にマジャ・スターク(スウェーデン)。通算10アンダーの3位にローレン・コフリンとブルック・ヘンダーソン(カナダ)。通算9アンダーの5位に首位スタートから後退したユ・ヘラン(韓国)が続いた。