◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 事前情報◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6665yd(パー72)

ゴールデンウィーク期間に例年多くのギャラリーを集める国内メジャー初戦が5月2日(木)に開幕する。賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)がかかるフィールドは120人で構成。60位タイまでが予選通過し、優勝者は3日間競技の2倍となるメルセデスランキングポイント400pt、3年シードを得る。

50回大会だった前年は吉田優利が優勝。ハードセッティングで予選カットラインは大会記録の通算9オーバーまで跳ね上がり、最終日の悪天候も重なって優勝スコアも大会史上初のオーバーパーとなる通算1オーバーだった。今季から米ツアーに主戦場を移した吉田は欠場する。

今年は3年ぶり5回目の東コース開催。前回21年に国内メジャー初タイトルをつかんだ西村優菜は米ツアーのオープンウィークを利用し、今季初の国内参戦となる。古江彩佳は前週25位だった「JMイーグルLA選手権」から連戦で、こちらも国内のプレーは今季初。直近2試合で「Tモバイル マッチプレー」5位、メジャー「シェブロン選手権」9位と好調な勝みなみは、「日本女子オープン」に続く国内メジャータイトルを狙う。

2年前に西コースで勝った山下美夢有は「シェブロン選手権」からの国内復帰戦。今季1勝の小祝さくら、過去3週で優勝→優勝→5位と絶好調の竹田麗央らは初の国内メジャー制覇が待たれる選手たちだ。

ここまでシーズン9試合で4人の初優勝者が生まれている流れは、セッティングで一線を画す公式戦にも波及するか。東コースでは、19年に渋野日向子がツアー初Vを飾っている。

海外勢は前年度最終の世界ランキング上50位までの資格で2023年の韓国女子ツアー賞金ランキング1位のイ・イェウォン(韓国)らが出場。フィールド最上位は申ジエ(20位)となる。