◇国内下部ABEMAツアー◇JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 最終日(3日)◇越前カントリークラブ(福井)◇6621yd(パー70)

プロ13年目の原敏之(はら・さとし)が下部ツアーで待望の初優勝を手にした。

最終組の9組前、22位から出た芹澤慈眼(せりざわ・じげん)が「63」の猛チャージで通算9アンダーのトップでホールアウトする中、原は最終組から首位で出て4バーディ、1ボギーの「67」をマーク。芹澤と並んで迎えた最終18番(パー5)でバーディを奪い、勝負を決めた。

香川県生まれの原は、2006年「日本ジュニア(12―14歳の部)」で石川遼らを抑えて優勝。香川・藤井学園寒川高卒業後は大学に進まずに「日本アマ」で優勝。21歳でプロ転向後はツアー出場がままならない中、練習場でレッスンする時期などを過ごし、2021年に最終QTに初めて進んだ。苦労人の33歳が頂点に立った。

前週「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」でプロ初優勝を挙げた18歳のルーキー大嶋港は通算イーブンパー40位だった。