鏡や写真を見るたび、「これさえなければ……」と思わずにはいられぬエイジングサインの、シミ、シワ、たるみ。 ハルメク365読者に、お悩みと改善のためにしていること、そして近年取り入れる人が増えた「美容医療」についてを聞いてみました。

■アンケート調査内容
調査期間:2023年10月20日〜11月25日、インターネットによる
調査回答数:111人(50〜60代女性)

お悩みTOP3は「目元・口元・フェイスライン」

お悩みTOP3は「目元・口元・フェイスライン」

目元    24.7%
口元    24.2%
フェイスライン 16.6%
首 12.1%
髪 10.3%
手 9.9%
その他 2.2%

50代〜60代の女性111人に「エイジングサインが最も気になるパーツを教えてください。(複数回答可)」と尋ねたところ、目元(55人)・口元(54人)がほぼ同数でトップに。次いでフェイスライン(37人)という結果になりました。

対策の6割はセルフケア。「美容医療」にも関心はある

対策の6割はセルフケア。「美容医療」にも関心はある

美容医療について、
興味があるし、すでに取り入れている 10.9%
興味はあるが、まだ取り入れていない 47.5%
興味はないが、周囲が取り入れるのは自由だと思う 38.6%
興味がないし、取り入れる人に対して嫌悪感がある 3.0%

気になるエイジングサインへのアプローチは、「セルフケアに力を入れている」が58.3%で、「専門サロンやクリニックへ定期的に行っている」という方は2.9%にとどまりました。

さらに、美容医療への興味関心を尋ねると、「美容医療への興味があるし、すでに取り入れている」人が10.9%と二ケタに。

「興味があるが、まだ取り入れていない」人も約半数の47.5%の高い感心が示されました。「興味はないが、周囲が取り入れるのは自由だと思う」人は38.6%で、美容医療への前向きな声が多く寄せられる結果に。

「実年齢−5歳」くらいに見られたい!

「実年齢−5歳」くらいに見られたい!

年齢相応に見られる顔 16.5%
年齢マイナス5歳くらいに見える顔 54.6%
年齢マイナス10歳くらいに見える顔 22.7%
若くて一番輝いていた頃に近づけた顔 6.2%

「実年齢−5歳」くらいに見られたい!

実年齢と同じくらい 47.5%
実年齢プラス5歳くらい 8.1%
実年齢プラス10歳くらい 2.0%
実年齢マイナス5歳くらい 34.3%
実年齢マイナス10歳くらい 8.1%

また、「実年齢と比較し、年齢相応から実年齢−10歳くらいまで、どのような印象が理想か。そして実際に他者からどう見られていると思うか」を尋ねると、理想は「−5歳くらいに見られたい」が最も多く、現実では「実年齢と同じくらいに見られていると感じる」という回答が上位になりました。

その理想の“−5歳見え”。美容医療で叶えられるかもしれません。

美容医療への懸念点を医師に聞いてみた

美容医療への懸念点を医師に聞いてみた

アンケートでも関心の高かった美容医療ですが、「まだ取り入れていない」という回答の背景には、さまざまな不安や知らなことがありそうです。

実際に読者アンケートで懸念点について尋ねると「失敗のリスク(28.0%)」「病院・ドクター選びが難しい(24.0%)」「金額(22.0%)」とさまざまな不安の声が挙がりました。

そこでこれらの悩みと不安について、スキンリファインクリニック銀座院院長の篠原秀勝さんに、根掘り葉掘り聞いてみました。

Q:どんな病院を選べばいいの?

A:「この先生に診てほしい」を基準に

一般皮膚科でも美容領域の施術を取り扱うところが増えてきていますが、踏み込んだ美容の相談をしたい場合は、美容クリニックに行った方が良いです。

クリニック選び=ドクター選びに近いので、「この先生に診てほしい」という基準で判断しましょう。

今はSNSが流行っていて宣伝上手な先生が増えていますが、SNSが上手なことと治療が上手なことは別。大学病院での皮膚科・形成外科の経験が長く「専門医」の資格を持っている人は「皮膚のことを長く治療してきている先生」という参考になります。

Q:治療費が高額にならないか心配です

A:クリニックを数件調べて相場を把握しましょう

保険診療と違い、美容の治療は自費診療のため、クリニックや先生の経験・経歴により値段に差が出ます。

メニューごとのある程度の相場はいろんなクリニックを何件か調べるとわかります。施術で使う機器や製剤には原価があり、その他に人件費などもかかるため、相場よりあまりにも安いクリニックは、何かしらクリニックの利益を出すための裏があると思った方が良いです。

ひと昔前は強引な商法のクリニックもありましたが、最近はそんなことをしたらすぐにSNSで口コミが広がる時代なので今はほとんどありません。そのため事前に治療の総額の見積や治療計画を出してもらい、それに納得してから施術を受けるようにすると良いでしょう。

※本記事で紹介した篠原さんのお話は、動画配信もしています。