タレントで国際薬膳師の資格も持つ麻木久仁子(61)が昨年から放送大学に通い、2年目に突入した。現在は「運動と健康」「リハビリテーション」「地域・在宅看護論」などを受講している。

 昨年4月に「大人の学び直し」として還暦の節目に放送大学に入学。8科目を受講し、すべて最高評価の「マルA」を獲得した。その経験を踏まえて「情報にアクセスする方法を知っていることが、自分の身を守ることになる。特に情報があふれている世の中だからこそ、リテラシーが重要だし、リスクを回避することにもつながる。自ら学んで得た知識は、人生の最後の瞬間まで武器になると感じています」と実感する。

 2010年に脳梗塞(こうそく)を患い、12年に初期の乳がんが見つかった。食生活を見直し、国際薬膳師、温活指導士などの資格を取得。食を通して「体を温め、免疫力を高める」という考えを提唱している。