19日スタートの川口春奈主演のTBS系金曜ドラマ「9(ナイン)ボーダー」(金曜・午後10時)の主題歌がSEKAI NO OWARIの新曲「Romantic」に決定。この日放送の第1話で初オンエアされることが分かった。

 同ドラマは19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かい、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描く完全オリジナルのヒューマンラブストーリー。

 このたび、主題歌がSEKAI NO OWARIの最新曲「Romantic」が決定。SEKAI NO OWARIは2011年のメジャーデビュー以降、数多のヒット曲と唯一無二の存在感、テーマパークのような世界観のライブ演出で、子どもから大人まで幅広いリスナーから支持を集める大人気バンド。

 2022年にリリースした「Habit」は「第64回 輝く!日本レコード大賞」で大賞を受賞、今年リリースしたオリジナルアルバム「Nautilus」は前作を大きく超えるセールスを記録した他、同年3月からはキャリア最大規模となる15会場33公演に及ぶ全国アリーナツアーを開催するなど、現在も進化をし続けている。

 そんなSEKAI NO OWARIがTBSドラマの主題歌を担当するのは、20年放送の火曜ドラマ「この恋あたためますか」以来約4年ぶりで、金曜ドラマ枠では初。気になる音源は今夜放送の第1話をもって初オンエアとなる。

 ◆SEKAI NO OWARI・Fukaseコメント

 「この曲は、先日結婚した妹が今のパートナーに出逢う前の時期をモデルにして歌詞を書きました。素敵なエンディングを彩られたらと思います」

 ◆川口春奈コメント

 最初に聴いたときに優しい気持ちになりました。同時にちょっぴり切なくなり、演じている七苗を応援してくれるような、肯定してくれるような、そんな優しい曲を作っていただけて大変嬉しいです。ドラマの世界を彩ってくれる、最高に素敵な曲です!」

 ◆プロデュース・新井順子コメント

 「直接メンバーさんとお会いして、思いの丈をお話させていただきました。初めてデモが届いたとき、現場のスタッフみんなで聴いて『ピッタリすぎるー!』と飛び上がったのを覚えています。切なさもあり、温かさもあり、ドラマに魔法がかかるような春らしい楽曲にしていただきました。歌詞にはハッと気付かされる部分もあり、聴けば聴くほど味わい深い主題歌になったと思います! 現場でも楽曲を流しながら撮影に励んでいます。ぜひご期待ください!」

 ◆「9ボーダー」あらすじ

 飲食業のトータルプロデュース会社で働く29歳の大庭七苗(川口春奈)は、最年少でブランド戦略部の副部長に抜擢された、仕事ができるしっかり者。しかしキャリアアップによって雑務が増え、大好きだったクリエイティブな仕事が遠ざかり、こんなはずではなかったと思うこともしばしば。しかも仕事に打ち込むあまり恋愛からも遠ざかっており、気づけば周りがみんな結婚し家庭を持つ状況に、なんとも言えないやりきれなさを抱えていた。

 そんなある日、実家で銭湯を営む七苗の父が突如失踪する。それを機に、夫と4年もの間別居生活を送る39歳の長女・六月(木南晴夏)と、高校卒業後、浪人生といいながらダラダラと目標もなく過ごしている19歳の三女・八海(畑芽育)、そして29歳の七苗という大台目前の3姉妹が一つ屋根の下に集結。父の行き先に思いを巡らせる。

そんな中、七苗はバルで働くコウタロウ(松下洸平)に出会う。ある事情を抱えているコウタロウを最初は不思議に思う七苗だったが、次第に心惹かれていき…。

 一方、八海はマッチングアプリで出会ったエリート商社マンから交際0日婚を申し込まれるも、高校時代から片思いをしている七苗の幼馴染・陽太(木戸大聖)への想いを捨てきれず、返答を遅らせる。しかし陽太が想いを寄せているのは七苗で…。やがて三角関係の恋に発展していく。六月は夫との別居生活を解消したいと思いながらも、なかなか行動に移せずにいた。そんな中、六月が勤める会計事務所に新人公認会計士・松嶋(井之脇海)がやってきて、日常が一変する。“モヤり”“焦り”ながらも恋に仕事に立ち向かう3姉妹の、波乱の日々が幕を開ける。