歌手の島谷ひとみとHIPPYが発起人となった平和を願う音楽フェス「PEACE STOCK 79’」が、6月29日に長崎県佐世保市のハウステンボス特設会場で開催することが9日、発表された。同日、2人は長崎県庁を訪れ、大石賢吾知事を表敬訪問した。

 「平和感の共有、戦後継続している平和継続年数の共有」を目的として立ち上げた同フェスは昨年11月12日、広島市で初開催され、約1万人を動員した。ロゴ内に表記の「79’」は戦後79年目という平和継続年数を周知することを意味している。

 当日は2人のほか、永井真理子、HKT48、川崎鷹也や、地域で活躍するアーティストなどにも出演を依頼し、ステージから平和のメッセージを発信していくことになる。

 フェス開催に島谷は「去年からスタートしたPEACE STOCKが今年、長崎へと羽ばたいて行くことに対し、とても嬉しく思っています。我々アーティストで立ち上げたPEACE STOCKは、ただ音楽フェスをやりたい!と言うことではなく、エンターテイメントを通じて、平和教育だったり子供たちへの将来の選択肢の幅を広げてあげたい、地域とのコミュニケーション、いざという時のマンパワー!すなわち、人と人が一つになって力を合わせる。手を繋いで世界を一つに!これを目指しております。この時代に足りないものを共に見つけられたらと思っています。ぜひ長崎県の皆様のエネルギーをお借りし、みなさんと心一つになれることを願っております」とコメントした。

 HIPPYは「広島で開幕したPEACE STOCKが長崎でも開催できること心から感謝いたします。戦後から復興していく景色の中で今があるという幸せみなさんと喜び分かち合う瞬間を描き朗らかなPEACE ACTIONを共に♪ ハウステンボスでお逢いできること心から楽しみにしています♪ 今ある命を胸張って最幸に楽しみましょう!」と呼びかけた。