◆YBCルヴァン杯 ▽1次ラウンド2回戦 大宮0―2名古屋(17日・NACK5)

 J3の大宮はJ1名古屋にホームで0―2で敗れ、ルヴァン杯は1次ラウンド2回戦で敗退した。FWシュビルツォクは昨年9月30日のJ2第37節・大分戦以来となる公式戦出場を果たした。この日は2トップの左で先発し、シュート0本に抑えられたがフル出場。「名古屋はいいチームなので簡単にはボールを触れなかった。チャンスもそれほどなく、失点はアンラッキーだった。でもいいパフォーマンスを出せたと思う」と振り返った。

 シュビルツォクは21年夏に加入した名古屋で14試合7得点を挙げたが、同年10月にACL準々決勝後のドーピング検査で禁止薬物が検出。アジア・サッカー連盟からサッカー関連活動の4年間禁止処分を科されたが、スポーツ仲裁裁判所へ異議申し立て。23年2月、ポーランド1部ザグウェンビェ・ルビンに完全移籍。さらに昨夏から当時J2の大宮でプレーした。

 かつて所属し、不幸な経緯から去ることになったチームとの対戦が、ケガからの復帰戦で今季初めてのプレーだった。「(アウェーの)ファンもたくさんきてくれて良かった」と久々の再会に感謝の言葉を口にした。

 大宮の長沢徹監督は「今自分が持っていることと、守備のタスクも与えました。ここからでしょうね。長い間、離れていたので、基本的にはピッチに立ってよかったな、という評価をしています」と今後の活躍に期待していた。