◆JERAセ・リーグ 中日5―11ヤクルト(18日・バンテリンドーム)

 中日は鉄壁の投手陣が踏ん張れず、大敗。先発・柳は4回途中を9安打6失点で、バンテリンドームでは8連敗となった。

 初回に村上に先制2ランを許すなど、2回までに4失点。ここまで3試合で1四球だったが、この日は立ち上がりから制球に苦しみ、5四球。97球、今季ワースト失点で最短降板。22年8月28日の阪神戦以来となる本拠地白星を逃した右腕は「最後まで技術とメンタルを修正できませんでした」と猛省。チームは1956年の阪神と並ぶ2リーグ制後の最長記録となる13試合連続2失点以下には届かなかった。

 2番手・橋本も1失点、3番手・梅野は2イニングを無失点に抑えたが、4番手・祖父江がオスナにこの日、2発目となる3号の左翼満塁弾を被弾して4失点。一時は3戦連続完封勝ちをするなど、鉄壁の救援陣もヤクルト打線の勢いを止められなかった。

 チームは今季ワーストの11失点で大敗を喫したが、カード勝ち越し。19日からは甲子園で阪神との3連戦を迎える。立浪監督は「1週間前と同じ(対戦)相手。先発ローテーションも一緒だと思うので、対策を練って戦っていきたい」と前を向いた。