◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―3DeNA(19日・神宮)

 ヤクルトは同点の8回に4番・村上の2試合連続アーチとなる3号ソロで勝ち越し、最下位を脱出した。

 1点リードの9回に“日替わり守護神”としてマウンドに立ったのは、プロ12年目のベテラン・石山泰稚投手。2死一、二塁のピンチを招くも、最後は佐野を左飛に打ち取った。

 2018年にはリーグ2位の35Sなど、通算85Sをマークしている元守護神だが、近年は中継ぎが主戦場。セーブを挙げたのは21年5月14日の中日戦以来、約3年ぶりだ。

 田口の離脱により、高津監督は相性や登板間隔などを考慮しながら継投策を決める“日替わり守護神”での戦いを続けている。今季、ヤクルト投手陣でセーブを記録したのは、清水(2S)、木沢(1S)、星(1S)に次いで4人目。久々にマウンドで勝利の瞬間を迎えた石山は「3年ぶりですか」と驚きながら、「全員でやっていくというのは言われているので、全員でつないでゼロでいければ勝てると思うので、何とかみんなで力合わせて頑張りたい」と話した。