阪神・大山悠輔内野手が20日、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。中日戦(甲子園)の前に報道陣の取材に応じ、周囲への感謝を口にした。プロ8年目の今季は開幕から苦しい日々が続いていたが、前夜の同戦で今季1号を含む3安打猛打賞。チームも1分けを挟んで4連勝中と波に乗る中、4番として巻き返しを期す熱い思いも明かした。

 以下、大山の一問一答。

―国内FA権を取得した。今の心境は?

「感謝の気持ちというか。ここまでくるのにいろいろありましたけど、一人では難しかったと思います。やっぱり家族であったり日々の練習であったり、生活。そういうところをサポートしてくださる裏方さんの存在であったり、あとは担当スカウトの平塚さんにすごくお世話になりました。金本監督、矢野監督、そして岡田監督に使っていただいたおかげで、こういう権利を取得することができたっていうのももちろんあるので、たくさんの方にまずは感謝したいと思いますね」

―現時点で権利に関してどう考えている?

「今はもう目の前の試合をしっかり戦うだけです。なかなかいい結果は出ていないですけど、今は目の前の試合に向けてしっかりやるだけだと思います。ここまでチームメートに助けてもらっていることしかないので、今度は少しずつ自分が助けられるようにしっかりやっていきたいと思っています」

―長い間、出続けられている要因は?

「さっきも言いましたけど一人では無理だったと思います。本当にたくさんの人に支えられたなっていうのが一番にきます。やっぱり家族、常に寄り添ってもらってメンタルっていうところでサポートしてもらったなというのもあります。あとはケアをしてくださるトレーナーさんであったり、いつも試合に向けていい準備をさせてくださるバッティングピッチャーの方だったり、たくさんの方の支え、お手伝いであったり、そういうところがあっての今だと思うので。そういう感謝の気持ちっていうのは今だけではなくて、これから先も忘れずに思ってしっかりやっていきたいと思います」