今季限りでラツィオを退団する可能性が高いと言われている日本代表MF鎌田大地に対し、同じイタリア・セリエAのユヴェントスが関心を抱いているという。
『Tuttosport』によれば、夏のマーケットに向けて補強のターゲットを策定しているユヴェントスは、ラツィオとの契約満了が近づいている鎌田大地に注目しているそうだ。
昨年8月に紆余曲折の末ラツィオと1年契約を結んだ鎌田大地は、今季マウリツィオ・サッリ前監督の下でかなり苦しい前半戦を過ごした。
戦術や与えられる役割に馴染むことができず、マッテオ・グエンドゥージやルイス・アルベルトなどのライバルよりも序列が下がり、出場機会を失っていた。
しかし先日の指揮官交代によって状況が変化し、イゴール・トゥドール監督の下でレギュラーに抜擢されることに。新たなチームで先発出場を重ねる中でいくつも好プレーを見せ、評価を急速に高めている。
鎌田大地の契約は今季限りであるが、ラツィオとの間には「選手側が希望すれば契約を2年延長できる」というオプションが付随している。その条件は鎌田大地側が100ユーロ(およそ1万7000円)を支払うことだとも。

ユヴェントスは現在それほど経営状況が良くないということもあり、来季に向けてフリーエージェントで獲得できる新戦力を中心にリストアップしているとのこと。
以前は同じラツィオのブラジル代表MFフェリペ・アンデルソンを考えていたものの、彼はすでにパウメイラスへの移籍が内定したため、ターゲットを鎌田大地に変更したという。