◆明治安田J3リーグ▽第9節 松本2―1讃岐(20日14時・サンプロアルウィン)

 J3の松本―讃岐戦でまさかの“珍事”が起こった。

 1―1の後半36分、途中出場した松本MF安永玲央がゴール左のラインぎりぎりをドリブルでえぐってクロス。クリアを試みた讃岐DFのキックがゴールに突き刺さり、決勝のオウンゴールとなった。

 ゴール時、安永は勢いあまってゴールの左サイドネットに倒れ込み、ネットの支柱が破損した。直後にスタッフが修復にあたったが、すぐに復旧できず。10人以上のスタッフが設置されていたゴールを取り外し、場外から運ばれた新たなゴールにネットを張って設置する作業が進められた。

 主審からゲーム中断が伝えられ、選手たちはピッチ脇で給水やストレッチ、ミーティングをして復旧を待った。スタジアムには「16時10分に再開予定です」とアナウンスされ、選手が再びピッチへ。試合は約25分間の中断を経て、「後半37分」からゲームが再開した。

 試合はホームの松本が2―1のまま逃げ切り、5試合ぶり白星を挙げた。