バスケットボール男子で、NBA・グリズリーズにて日本人最長6季目を終えた渡辺雄太が21日、都内で記者会見し、「発表の通り、6年間のNBA生活に終止符を打ち、日本に帰ってくる決断をした。NBAでの6年間、たくさんのことを経験させていただいた。夢をかなえることができ、僕にとっては最高で楽しい6年だったのは間違いない。キャリアはまだまだ続く。日本でやるにあたって日本で、どんどん盛り上げていきたい。応援していただけたらと思う」と語った。

 渡辺は2018年にグリズリーズで、日本人2人目のNBAプレーヤーとなった。平均在籍年数4〜5年と言われる中、6シーズンを戦い、計4チームでプレー。通算213試合に出場。213試合の中では、世界最高峰の舞台で、八村塁(レイカーズ)との日本人対決も実現。「彼がいてくれたから僕も頑張って来れた。彼の活躍を毎日見ること刺激になっていた」と明かした。また、来季から日本でプレーすることについて、八村には事前に報告していたという。「珍しく塁が僕のこと褒めてくれた。『雄太さんがやってきた6年間はすごかった』と言われてうれしかった。彼はレイカーズで今、しっかり立場を見つけて活躍しているので、もう僕は同じ日本人として、日本代表のチームメートとして応援している。(八村は)これから10年とかその先も(NBAで)プレーしていくと思う。彼が望むならやってほしいなと思う」とエールを送った。