◆JERA セ・リーグ 巨人―中日(23日・ひたちなか)

 引き分けを挟んで3連敗中の巨人は山崎伊織投手が先発。1回にさっそく援護点が入った。

 2番に入るオコエ瑠偉外野手が、左翼線よりの左前打で果敢に二塁を狙う好走塁を見せ、1死二塁とるすと、坂本勇人内野手が左前タイムリー。中日の先発・小笠原慎之介投手から1点を先制した。

 オコエは20日の広島戦(マツダ)の3回2死一塁から、坂本の右前安打で三塁を一気に狙ったがアウトに。次打者が4番・岡本和真内野手だっただけに、スポーツ報知評論家の村田真一さんは「100%セーフでなければ行ってはいけない場面」と指摘していた。20日の“走塁ミス”で消極的にならず、今季の阿部ジャイアンツの「次の塁を狙う」という方針を体現する攻撃的な走塁だった。

 また、坂本の適時打は12日の広島戦の2号ソロ以来。好機で凡打が続いていたが、32打席ぶりのタイムリーとなった。「先制点を取ることができてよかったです。(山崎)伊織を援護できるように次の打席も頑張ります」とコメントした。坂本はこれで通算2339安打となり、山本浩二(広島)に並んでNPB歴代14位タイとなった。