◆JERAセ・リーグ ヤクルト―広島(25日・神宮)

 広島の21歳内野手・二俣翔一が、プロ初本塁打を放った。この日はプロ初スタメンとなる「7番・左翼」で出場。1点リードの2回2死無走者で迎えた第1打席で、ヤクルト・高橋の高めに浮いた変化球を左翼席に運んだ。

 「打ったのはカーブ。低めを捨てて高めにくるボールを待ってました。浮いてきたカーブに対してしっかり振り抜くことができて良かったです。めちゃくちゃうれしいです」

 22年秋に支配下登録も、昨季1軍出場なし。昨季はウエスタン最多94安打で優秀選手賞を獲得した。今季も開幕1軍こそ逃したが、レイノルズとシャイナーの両外国人の故障離脱によって、開幕3戦目に初の1軍昇格。今月4日のヤクルト戦(マツダ)で代打でプロ初出場を果たし、19日の巨人戦(マツダ)で代打で高梨からプロ初安打を放っていた。この日は、それ以来となるプロ5打席目での一発となった。