ドジャース・大谷翔平投手(29)が、伊藤園の無糖緑茶飲料「お〜いお茶」とのグローバル契約を30日早朝に締結した。同ブランドは6年連続販売実績世界一というギネス世界記録を誇る超ヒット商品。新天地ドジャースでますますその輝きを増す大谷が“世界一のお茶”との強力タッグを組み、日本の心と技で世界を席巻する。

 球団デビューから最初の14試合で12長打というドジャース初の快挙に加え、22日には元ヤンキース・松井秀喜氏を超えて日本人選手最多本塁打176本を達成するなど、移籍早々圧倒的な存在感を見せつける大谷。その躍進を支える新パートナーに選んだのが「お〜いお茶」だ。

 今年2月に発売35周年を迎えたこの無糖緑茶飲料は、累計販売本数430億本を突破し、ギネス世界記録に認定されるメガヒット商品で、現在40を超える国と地域で愛飲されている。

 大谷も「日本にいたときから『お〜いお茶』が大好きでよく飲んでいましたし、アメリカの生活でも大切な相棒となっています」というほどの惚れ込みようで、会見場やプライベートで同飲料を口にする様子が頻繁に見受けられた。

 「ちょっと一息」の機会を演出してくれる緑茶だが、緑茶に含まれるテアニンには、脳をリラックスさせるα波を出させる効果が認められている。チーム移籍による環境の変化、大きな成果を求められる1014億円の大型契約と、常に緊張を強いられている大谷にとって、「一服のお茶」がもたらすリラックスしたひとときは大きな価値があるはずだ。

 また、このほど伊藤園と愛媛県立医療大学のチームが協業し「緑茶が睡眠に与える影響」を研究した結果、緑茶内のテアニンがカフェインの刺激効果を相殺し、睡眠の質全体を向上させることが分かった。連戦の疲れを癒すために睡眠を重要視する大谷に緑茶はぴったりの飲料といえる。さらに緑茶のカテキンが持つ、食事の脂肪の吸収を抑えて排出を促す働きも、余分な糖質や脂質を避けるストイックな食生活を心がけている大谷にとってはありがたいところだ。

 昨年手術した右肘の調整もあり、2024年シーズンは二刀流を封印し打者に専念。否が応にも高まるのがバットマンとしてのタイトル獲得への期待だ。23年はエンゼルスで日本人初となるア・リーグ本塁打王に輝いた。ナ・リーグでも“キング”を獲れば、メジャー史上4人目の両リーグ本塁打王となる。また、21、23年にMVPもア・リーグで獲得しているため、両リーグMVPも期待されるところ。こちらは大谷にとってエンゼルスの先輩でもある、60年代に活躍した名外野手、フランク・ロビンソンただひとりが達成した偉業だ。

 “世界No.1緑茶”「お〜いお茶」。その美味しさとなごやかさを味方に心身を充実させた大谷は、夢のワールドシリーズ制覇に向けて突っ走る。

 ◆伊藤園「お〜いお茶」 伊藤園のメインブランドとして1989年より発売開始。茶農家との協力により「お〜いお茶専用茶葉」の開発をはじめ、仕上げの火入れ、輸送・保管時の温度管理、世界初の急須式抽出機による抽出、風味を守る充填、光劣化を防ぐボトルなど「6つの鮮度アクション」を採用。キャップを開けた瞬間、一番おいしく飲める工夫が施されている。現在、「お〜いお茶」、特定保健用食品「お〜いお茶カテキン緑茶」などのドリンク商品に加え、茶葉(リーフ)商品、ティーバッグ商品、粉末のインスタント商品など多彩なラインアップを展開。世界40以上の国や地域で販売されている。