現役時代に胃がんと闘病した経験を持つ広島の赤松真人1軍外野守備走塁コーチ(41)が、阪神・原口にエールを送った。自身はFA権取得翌年の16年オフに病気を公表。1軍復帰を目指したが、引退試合を除けば公式戦に出場できず、19年限りで現役引退した。原口とは対戦時を中心に交流しており、「克服してから1軍で必要な戦力になっている。僕とは次元が違う。本当にすごい。感心します」と目を細めた。

 自身は現在も精力的にがん啓発活動を行う。「僕たちには全国から励ましの声が届いた。これからも恩返ししていかないといけない。野球を知らない人にも勇気を与える存在になってほしい」と期待。原口は「赤松さんが元気なのは勇気をもらえる。オフの活動含めてできることは続けていきたい」と力を込めた。