◆イースタン・リーグ 巨人1ー2ロッテ(3日・ジャイアンツ)

 巨人のドラフト4位・泉口友汰内野手(24)が3日、2軍降格後初の長打を含む2安打を放った。イースタン・ロッテ戦(G球場)に「5番・遊撃」で先発。2回1死で右中間二塁打を放つと、7回先頭でも右前安打とし「だんだんと良くなってきている」とうなずいた。

 新人ながら開幕1軍入りしたが、11打数無安打で4月19日に2軍降格。ファームでは橋本2軍打撃コーチから、トップを早くつくる意識を持つことを助言され「練習からすごく振りやすい感じになって、しっかりと打つことができたのかな」と手応えをにじませた。

 打率は2割8分6厘に上昇。3割到達も視界に捉えたが、後悔も残った。1点差の9回先頭では、フルカウントから甘めのスライダーに空振り三振。「絶対にバットに当てられる球だった。対応できないと、また1軍にいっても同じ結果になる。もっと軌道をイメージしていれば当てられたという反省がある」。1軍で同じ失敗をしないために、課題と向き合う日々が続く。(小島 和之)