◆米大リーグ ドジャース5―1ブレーブス(5日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、本拠地・ブレーブス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、ド軍加入後初となる1試合2本塁打を放つなど4打数4安打の大暴れで、打率や本塁打などで“9冠”に立った。

 まずは初回無死一塁の1打席目。フリードの74・6マイル(約120キロ)のカーブを捉え、バックスクリーンへ9号先制2ランを放った。2、3打席目でも安打を放つと、8回の4打席目には、バックスクリーン左へ今季自己最長となる飛距離464フィート(約141メートル)という圧巻の2発目を放った。

 リーグトップタイの10号となったが「周りは特には気になってないですかね。自分自身の数字も今年はほぼ見てはないですし、今までのシーズンの中で一番、別にどのぐらい打ってるかもそうですけど、あまり見ることが少ないかなと思います」と話した大谷。「他にやることがたくさんあるというか。まずチームの打線の中で、今は2番打ってますけど、その流れを理解して打線になれるということが一番やるべきことなので。打った、打たないに関わらず、まずはそのアプローチの仕方を一番考えないといけないかなと思います」と説明していた。

 10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)でドジャース入りした大谷。地元メディアもシーズン序盤から見せる圧巻の活躍ぶりを大絶賛。「ドジャース・ネーション」は公式X(旧ツイッター)で「大谷翔平は国の宝だ」、「大谷翔平は1ドルたりとも無駄にしない価値がある」などと投稿するほどだった。