◆米大リーグ ドジャース3―1マーリンズ(8日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、4打数無安打で、4月28日(同29日)の敵地・ブルージェイズ戦以来、出場した試合では8試合ぶりに出塁なしに終わり、安打は2試合連続で出なかった。2試合連続無安打は今季初。チームは接戦を制して今季最長7連勝で、貯金も今季最多13となった。

 ドジャース・ストーン、マーリンズ・ウェザースの両先発がテンポよく投げて進んだ午後0時10分に開始されたデーゲーム。四球は両軍あわせて1個のみで、試合時間は、ドジャースの今季最短となる1時間55分という短さだった。2時間以内の試合は、チームでは08年7月9日以来16年ぶりだったという。

 7連勝中のド軍は、連勝が始まった1日(同2日)の試合時間は2時間49分で、3日(同4日)も延長11回で3時間を要したが、その後は2時間24分、2時間7分、2時間19分、2時間11分、1時間55分と5試合連続2時間25分以内という短い試合で連勝を続けている。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者の「X」(旧ツイッター)の投稿によると、ドジャースが5試合連続で2時間25分以内の試合をするのは、1980年に2度あった以来44年ぶりという珍記録。1時間55分の試合は、03年5月4日以来21年ぶりで同試合は、ロバーツ監督が「1番・中堅」でスタメン出場していた。

 ピッチクロックの影響で試合時間は短縮される傾向にあるが、ドジャースはリズムのいい試合運びで連勝を伸ばしている。