◆JERAセ・リーグ 広島6―3中日(10日・マツダスタジアム)
広島は逆転で今季3度目の3連勝を飾り、4月4日以来36日ぶりの貯金生活に突入した。2点を追う4回1死一、二塁から中村健、矢野の連続タイムリーで同点に追い付き、5回2死一、二塁から4番・小園が右前に勝ち越し打。小園は、プロ初めて4番起用された7日の阪神戦(甲子園)から3戦連続の決勝打は、球団で16年の鈴木誠也(カブス)以来。先発・アドゥワは6回2失点にまとめ、4月10日の阪神戦(甲子園)以来、14試合に先発した19年に並ぶ自己最多の先発3勝目を手にした。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―甲子園連勝からいい形で3連勝
「本当にいいゲームだったと思います。先制されたんですけど、すぐ追いつけたのが良かったと思います。アドゥワも粘ってゲームをつくってくれた。スタメンで出た若い選手も本当にいいものを見せてくれました。今日は若手も中堅もベテランも、みんなで頑張って取った1勝。同じ1勝でも価値のある1勝だと思います」
―先発マスクは石原捕手だった
「石原も数少ないチャンスでいいものを見せてくれていた。どこかで使ってあげたいとずっと思っていたのが、今日になりました。今日も良かったです」
―若手の活躍について
「みんな頑張ってくれた。もちろん私もうれしいですけど、ファームのスタッフも本当に喜んでくれていると思います」
―4回は2死から3連打で2点差を追い付いた
「相手にとってもダメージのある失点になったのではないかなと思います」
―5回は犠打でつないで小園選手が決勝打
「本当に勝負強いので、あそこは送って(小園に)任せました」
―3戦連続の勝利打点
「頼りになります。得点圏で小園に回せばという空気になりつつありますよね、ベンチが」
―3連勝で5日は九里投手が先発する
「野手もしっかり分かっていると思う。明日は何とか九里を援護して、今年初勝利を挙げてもらいたいと思います」