◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―2巨人(10日・神宮)

 巨人・小林誠司捕手が7回に3年ぶりの1号ソロを放った。試合後、不振でファーム調整中の大城卓三捕手への思いを口にした。

 開幕から大城卓、岸田と先発マスクを分け合ってきた。定位置を争うライバルでもあるが「みんな全力でやっていますし、やっぱりチームが勝つことが1番」と、情報を共有しながら支え合ってきた。

 そうした中、23試合で打率1割8分8厘と本調子ではなかった大城卓が、8日に出場選手登録を抹消となった。小林は「卓三を含めて全員でジャイアンツが強くなれる、投手と強いバッテリーが組めるように。出た時にはそれぞれが、いい結果を出せるような準備ができたら。ライバルとはいえチームメートなので、1番はチームのためにできることを常に考えている」と捕手陣の思いを代弁。そして「卓三がまた帰ってくるまで、僕たちは一生懸命頑張るだけ。帰ってきた時にはあいつも、しっかり頑張ってくれると思う」と話した。